運動と身体活動の重要性について
定期的な身体活動は、すべての年代の人々にとって重要です。こうした活動は、身体的健康、感情的幸福、そして全体的な幸福の質(QOL)を支えてくれます。遺伝性大動脈疾患・血管疾患(マルファン症候群、ロイス・ディーツ症候群、血管型エーラス・ダンロス症候群)と共に生きるお子さんや成人の皆さんは、適切な助言により、こうした活動や運動を日常生活に安全に取り入れることができますし、そうすべきです。
こうした疾患の患者さん全てに当てはまる、シンプルかつ万能なルールを提供するための研究は十分に行われていません。だからといって、「運動は安全でない」とか「避けるべきである」という理由にはなりません。むしろ多くの推奨事項は、医療従事者の経験や注意深い観察、専門家のコンセンサスに基づくものです。その結果として、多くの場合、厳格な制限ではなく、幅広い安全な選択肢が用意されています。
本文書は、個々の患者さんやご家族が安全な選択肢について理解するのを助け、医療従事者との共同での意思決定を支援することを目的としています。まとめると、身体活動の選択肢は、安全で意義のある持続可能な活動とするため、患者さん個人の健康状態や目標、日常生活に合わせ調整が可能であるということです。
疾患別の情報については、後半に掲載されています。(マルファン症候群、ロイス・ディーツ症候群、血管型エーラスダンロス症候群の項目を参照してください)
共同での意思決定
運動に関する推奨事項は個別の調整が必要であることから、安全な身体活動についての計画にあたっては、共同での意思決定が土台となります。
共同での意思決定とは、患者さんと医療チームが協力して身体活動について選択することを意味します。重要な第一歩は、医療チームと丁寧な話し合いを重ね、運動の目標を明らかにし、健康状態を全体的に評価することです。健康状態には、安全かつ効果的な身体活動に影響を与える可能性のある身体的制限や基礎疾患が含まれます。医療者からは、患者さんの病気と安全と考えられる身体活動についての説明があります。患者さんは、ご自身にとって大切なこと、例えば、個人的な目標、熱意、心配、毎日の習慣などを伝えます。
つまり、安全性と満足感および自主性のバランスが取れた計画を作成するということです。健康上のニーズや置かれている環境が変化することもあり得ることから、定期的な計画の見直しが必要です。
小児の身体活動
身体活動は成長にとって重要な要素であるため、遺伝性大動脈・血管疾患の小児も、できるだけ活動的に過ごすよう促されるべきです。安全性が高く、年齢に適した活動(自由遊び、体育の授業、娯楽目的で行うスポーツ)は、身体的健康、自信、社会的繋がりの支援に役立ちます。チームで行う活動も、子どもたちの友情を育み、対人スキルを発達させ、自己肯定感を高める効果があります。
小児期の早期では、遊びや娯楽的スポーツの大部分は、大動脈に大きな負荷をかけません。子どもが成長し、スポーツの激しさが増すと、お持ちの遺伝性大動脈・血管疾患によっては、制限が必要となることがあります。子どものニーズや興味は変化していきますので、一種類のスポーツに専念するよりも、多様なスポーツに関わった方が、活動的でいられます。
子ども、親・介護者、医療者が関わる共同での意思決定は、安全を優先事項としながらも、子どもの生活は必要以上に制限されないことを保証してくれます。お子さんの年齢、成長度、医学的所見、興味に応じ、身体活動のチョイスも変化していく可能性があります。健康増進に向けて体を動かす習慣を早期に確立することは、長期にわたる幸福の支えとなります。以下の表は、ご家族および医療従事者が身体活動について検討する際の助けとなるものです。小児期および青年期における様々なステージに分けて記載されています。なお、掲載に当たっては、アメリカ心臓協会(AHA)の許可を得ております。
保護者・介護者向け
重要ポイント
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遺伝性大動脈・血管疾患を持つほとんどの子どもは、身体を動かすことが可能であり、活動的であるべきです。
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活動内容は子どもの年齢・成長段階・病状に合わせて選びましょう。
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安全性と楽しさのバランスを取るために、医師と一緒に決める「共同での意思決定」が大切です。
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早い段階から運動を奨励することで、一生続く健康的な習慣を育てることができます。
| 検討事項 |
0〜5歳
(未就学児)
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5〜10歳
(小学生)
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10〜14歳
(中学生)
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14〜18歳
(高校生)
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| カウンセリング |
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・「共同意思決定」の基本概念を導入する。 ・運動の安全面に関する指導と安心感を提供し、組織化されたスポーツ(中強度)を勧める。定期的な監視下において、一般的な遊びは安全であり、強く推奨される。 |
・共同意思決定のプロセスを再確認する。生涯にわたる心血管系の健康習慣について話し合う。 ・リスクを軽減する特定の活動やチームのポジションを特定し、それを推奨する。繰り返される高強度のトレーニングを避ける。 ・安全な屋外レクリエーション習慣を模索する(例:バディ・システム)。 ・小児の高血圧および肥満についてカウンセリングを行う。 |
・共同意思決定のプロセスを強固なものにする。生涯にわたる心血管系の健康習慣を特定しサポートする。希望する活動のリスクとベネフィットのバランスをとる。高リスクな思春期の行動(例:物質乱用、喫煙、VAPE)および座りがちな習慣を控えるよう指導する。 |
| 運動と活動の処方 |
| 日常的な身体活動 |
定期的な幼児期の遊びを推奨する(最低1日1〜3時間)。 |
健康的なライフスタイルの選択肢として、定期的な中強度の幼児期・児童期の身体活動を推奨する(30〜60分/日、週5日)。 |
| 体育 |
完全な参加を推奨する。 |
定期的な参加を推奨する。最大出力を要する活動(例:綱登り、タイムを競う短距離走、腕立て伏せ/懸垂の競争)は避ける。 |
| レクリエーションスポーツ |
完全な参加を推奨する。 |
コンタクトスポーツ(接触を伴うスポーツ、例:タックルを伴うフットボール、ホッケー、レスリング)を避けた上での定期的な参加を推奨する。 |
| 競技スポーツ |
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定期的なリスク/ベネフィットの話し合いを行った上で、競技スポーツを検討してもよい。コンタクトスポーツ(例:タックルを伴うフットボール、ホッケー、レスリング)や高強度のトレーニング、リーグ戦、大会は避ける。 |
| 遊園地 |
体のサイズ制限に従った上で、フルに参加することを推奨する。 |
高リスク群においては、急停止や急発進を伴うものを含む、高強度の乗り物には注意が必要な場合がある。適切な安全器具をすべて使用すること。 |
| 強度 |
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発達段階に適した幼児期の遊びを推奨する。 |
体育の授業を含め、すべての年齢に適したレクリエーションスポーツやグループ活動を推奨する。頻繁な軽度〜中強度の心血管活動は安全かつ健康に良い。 |
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組織化されたスポーツ、特定のチームポジション、および身体的衝突、身体的トラウマ(外傷)、激しいトレーニング、または監視のない頻繁な最大出力の運動のリスクが低いレクリエーション活動へと導く。 |
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激しいトレーニングや長時間の身体的過労、重い重量挙げ(強力なバルサルバ操作[息こらえ]を必要とするもの)、および疲弊するまでの持続的な過労を避ける。 |
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強度の低い代表チーム(Varsity)やジュニア代表チーム、クラブスポーツへの参加を推奨する。 |
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非常に選りすぐられた州や地域の遠征チーム、オリンピック育成プログラム、大学の代表チームへのリクルートのための、より激しいトレーニングや競技は控える。 |
| 高リスク基準:診断別の考慮事項 |
マルファン症候群 ・水晶体亜脱臼 ・網膜剥離 ・関節過可動性 |
ロイス・ディーツ症候群 ・関節過可動性 ・環軸椎不安定性 |
血管型エーラス・ダンロス症候群 ・軽微な外傷による内臓および動脈の穿孔 ・脱臼を起こしやすい ・ガイドラインに加えて、トランポリンを避ける |
FLNA欠損症 ・極度の関節過可動性 |
二尖大動脈弁 ・中等度から重度の弁膜症 |
すべてのスポーツ参加者は、通常のトイレ休憩、水分補給、および要望に応じた休息が認められるべきである。高リスクの特徴(表1を参照)が認められる場合は、積極的な運動の修正を含む、より踏み込んだ管理を検討すべきである。集団環境では、包括性(全員が参加できる状態)を維持するために、特に体育やレクリエーションの場面において、適切な代替活動を推奨すべきである。適切な場合には、標準的な保護具(例:ヘルメット、アイガード、マウスガード)の着用を推奨し、使用すべきである。疾患別考慮事項は、すべての年齢を通じて頻繁に再評価されるべきである。患者に合わせた運動カウンセリングの調整は、大動脈疾患の専門家からの追加の指導を受けつつ、共同意思決定モデル内で行うことが推奨される。
(許可を得て転載。Circulation誌 2024年 150巻 e228-e254ページ。©2024 米国心臓協会)
成人の運動
成人期においても、運動の重要性に変わりはありません。活動的であり続けることは、心臓の健康、精神的幸福、そして全体的なQOLの支えとなります。よく考え抜かれた計画と医学的な指針により、遺伝性大動脈・血管疾患を抱える大部分の成人は、大動脈手術の前後で日常生活に安全に運動を取り入れることができます。
成人では体の成長が完了しているので、運動を選ぶ際には、より明確な制限が必要となることがあります。推奨事項は個々の患者さんに応じて決定されますが、以下により影響を受けることがあります。
- 大動脈の大きさと拡張速度
- 手術歴
- 症状
- 薬
- その他健康上の問題
大動脈以外の部位も考えることが大切です。以下のような問題が考えられます。
- 眼の問題(水晶体亜脱臼あるいは網膜剥離のリスク)
- 関節や脊柱の安定性に影響する骨格的特徴
- 運動中の呼吸に影響する肺の疾患
- 頭部、頸部、腹部、骨盤における動脈瘤または解離
これらは全て、共同での意思決定における話し合いの対象とされるべきです。
患者さん個々のの状況と目標は一人一人異なるため、身体活動の計画においては、自主性、楽しさ、長期的な健康と安全性とのバランスが取れている必要があります。
運動に対する一般的アプローチ
多くの成人にとって、快適に穏やかなペースで行うことのできる運動は安全です。覚えておくと便利なルールとして「トークテスト」があります。運動中に完全な文の形で話すことができれば、運動強度は適切、というルールです。
強く息んだり、息を止める必要がある、うめき声が出る、極度の疲労状態に追い込まれるといった運動は、大動脈に大きな負荷がかかる可能性があります。こうした運動は避けなければなりませんし、医療従事者と慎重に話し合う必要があります。
心拍数に着目して計測する方法は、過去に運動を制限する目的で行われていたものですが、現在では、医療従事者は運動の種類およびそれによる全体的なリスクについて考えるようになっています。検討すべき項目は以下です。
- 急激あるいは極度の血圧上昇
- 長時間の息み
- 頭部や眼の怪我のリスク(水晶体亜脱臼の悪化や網膜剥離のリスク上昇の可能性あり)
- 関節や骨への過剰な負荷(痛みや脱臼の原因となりうる)
- 打撲や内出血のリスク上昇(特に、抗凝固療法を受けている(血液をサラサラにする薬を飲んでいる)患者)
成人向け身体活動選択の原則
以下の原則は、適切な身体活動を考える上で役立つかもしれません。
- 軽度から中度の有酸素運動を選ぶ。自分のペースでできる、休憩を取ることができる、大きな衝突や突然の方向転換を避けられる、といった活動が適しています。例としては、早足の散歩、レジャーとしてのサイクリング、遅めのジョギング、娯楽的な水泳、バスケットのシュート、レジャーとしてのテニス、軽めのウェイトを使ったウェイトリフティング、息みを伴わない筋トレがあります。
- 有酸素運動のレベルに抑える。「トークテスト」は使いやすいルールです。運動中に無理なく話すことができれば、運動強度は妥当と考えられる、というものです。(付録1を参照)
- 楽しめる運動を選ぶ。一週間のうち、ほぼ毎日できる運動を選びましょう。一週間に4、5回、一回約30分の運動が理想的です。必要ならば、短時間の運動(一回10分の運動を3回繰り返すなど)でも健康にとって有益です。
- 軽めのウェイトを使い、反復回数を増やす。軽めのウェイトを使うウェイトリフティングや筋力トレーニングは、息を止めたり、息んだりしないのであれば、一般に許容されます。持ち上げるウェイトの重さを増やすのではなく、反復する回数を増やしてください。
- 日々の活動に気を抜かない。重いものを持ち上げる時は誰かの力を借りる、軽めの荷物を持つ、背中ではなく脚を使う、持ち上げる時は息を吐く。
- 安全のための装具を身につける。自転車に乗る時はヘルメットをかぶり、推奨される場合は、目を保護する装具を身に付ける。
- ヨガは慎重に。ゆっくりとしたヨガであれば、バランス感覚の向上やリラックス効果が得られますが、ホットヨガやきつい体勢、頭や首に負荷がかかる姿勢は避けてください。インストラクターにご自分の病気についてお伝えください。
適応型身体活動について
遺伝性大動脈疾患および血管疾患があり、杖や歩行器、車いすなどの移動支援器具が必要な方であっても、低強度の身体活動を定期的に行うことで恩恵を得ることができます。ただし、これらの活動は、個々の患者さんに合わせて調整され、医学的な推奨レベル内で行われる必要があります。適応型身体活動を検討する際、以下の情報は役立つ可能性があります。
- 一般に低リスクな身体活動は、ゆったりとした有酸素運動を基本とし、血圧の急上昇や大動脈に対する物理的な高負荷を避けることが大切です。例としては、移動支援器具を利用したゆっくりとしたウォーキング、適度なペースの車いす移動、座ったままで行う関節を動かす運動、弾性ゴムを利用した軽い筋トレ、柔軟性を高める運動や呼吸トレーニングです。
- 激しい息みや息止め、重いものの持ち上げ、大きな衝撃のかかる動作を伴う運動については、避ける、あるいは調整が必要となります。運動プログラムにおける優先事項は、快適さ、自由な呼吸、運動中に楽に会話ができることです。
- 共同での意思決定は特に重要です。個々の患者さんは、通常の医療チームおよび、必要な場合は、理学療法士やリハビリ専門職と連携し、生活機能、大動脈の大きさや安定度、健康面全体を考慮した上で運動を調節してもらうべきです。目標は、大動脈への負荷を最小限に抑えながら、移動能力、循環器系機能、QOL(生活の質)を維持することです。
成人向け
重要ポイント
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身体活動は重要であり、ほとんどの成人に対して推奨されます。
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運動の選択は個別化されるべきです。
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心地よいペースで行う適度な運動は最も安全なことが多いです。
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共同での意思決定は、安全性や独立性、楽しさのバランスをとるのに役立ちます。
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安全な運動は身体能力によらず可能です。ただし、個々に合わせた調整と医療チームによる助言が必要となります。
高リスクと思われる運動
一部の運動は、強い息みや急激な血圧変化、怪我の高リスクを伴うことから、特に注意する必要があります。以下の運動が含まれます。
- パワーリフティング
- 激しい衝撃を伴う接触スポーツ(例:タックルありのフットボール)
- スキューバダイビング
- 機内が地上と同じように呼吸しやすい気圧に保たれていない飛行機への搭乗
多くの成人において、これらの運動により大動脈や血管、肺に通常以上の負荷がかかる可能性があることから、避けるべきです。
大学およびトップレベルでのスポーツ
大学あるいはトップレベルでの競技中に遺伝性大動脈・血管疾患の診断を受けることは、途方もなく受け入れがたいことでしょう。特にアスリートとして奨学金を受け取っている場合にはなおさらです。ハイレベルな競技スポーツを継続すべきかどうかについては、共同での意思決定を通じてなされるべきです。このプロセスには、競技者、所属団体、適切な専門家(例えば、スポーツ循環器専門医、大動脈専門医、必要な場合には、遺伝専門医)が関わり、競技者の遺伝性疾患、身体的初見、大動脈の大きさ、拡張速度、全身における動脈瘤の有無、そして、スポーツのタイプ、激しさ、レベルについて検討がなされる必要があります。
疾患別アドバイス
マルファン症候群
- 水晶体亜脱臼あるいは網膜剥離による眼の手術の既往がある場合、術後数週間から数ヶ月間、ランニングやトランポリン、ジェットコースター、水泳、飛行機での移動などを一時的に控えるように指示されるかもしれません。これらの運動がご自身にとって安全であるかを医師に確認してください。
- 関節脱臼の既往がある場合、急激に伸ばす動作や最大限に関節を伸ばすヨガのポーズは避けてください。具体的には、パートナーによる補助ストレッチ、肩を深く絡めるようなヨガの拘束ポーズ、完全開脚、股関節の極端な外旋、肘や膝が後ろに反りすぎた状態で行うブリッジなどが該当します。
- 現在ヘルニアを起こしている、あるいはヘルニアの既往がある場合には、腹腔内圧が上昇するような運動を避けてください。具体的には、体幹で支えるプランクやボートのポーズ、背中を強く反らせる深い後屈の動きなどです。
- ゆっくり呼吸をしながら、無理のない範囲でゆっくり動くエクササイズを中心に行いましょう。例えば、姿勢を整えながら行うヨガやピラティスのように、長く続けられて体を安定させる動きがおすすめです。
ロイス・ディーツ症候群(LDS)
- LDSの患者さんに対するスポーツや運動の配慮は、マルファン症候群と同様ですが、いくつか重要な違いがあります。
- LDSでは頭部や頚部、腹部、骨盤内のより細い動脈での動脈瘤や解離が、マルファン症候群よりも多く生じる可能性があります。医療者は、これらの部位の血管を調べるため、追加の画像検査を勧める場合があります。
- LDSの患者さんでは、関節や背中の痛みにより、活動的であろうとしても制限を受ける場合があります。関節痛や背部痛がある場合には、理学療法士や資格を持つトレーナーと協力して、ご自身にとって心地よい安全な運動を見つけることを考えてください。
- LDSの患者さんの中には、頚椎(首)が不安定な方がいますので、通常の診療の一部として早期発見を目的としたレントゲンが推奨されます。脊椎不安定症がみられる場合、医療チームは首に負担のかかる運動を調整したり、避けることを推奨することがあります。
- 頭部や頚部、腹部、骨盤に動脈瘤や解離がある場合、ボート漕ぎやサイクリング、ヨガのような運動は調整および制限するよう助言があるかもしれません。
血管型エーラス・ダンロス症候群(VEDS)
- VEDSの患者さんに対するスポーツや運動の配慮は、マルファン症候群と同様ですが、いくつか重要な違いがあります。
- VEDSでは頭部や頚部、腹部、骨盤内のより細い動脈での動脈瘤や解離が、マルファン症候群よりも多く生じる可能性があります。医療者は、これらの部位の血管を調べるため、追加の画像検査を勧める場合があります。
- VEDSの一部の患者さんでは、日常的な動作でも、あざや皮下出血(血腫)、靱帯裂傷などの怪我をすることがあります。こうした経験がある場合には、衝撃が少なく、強度の低い運動がより適している場合があります。
- 怪我の頻度が高いトランポリンのような運動は、VEDSでは特に危険となる可能性があります。
- 頭部や頚部、腹部、骨盤に動脈瘤や解離がある場合、ボート漕ぎやサイクリング、ヨガのような運動は調整および制限するよう助言があるかもしれません。
マルファン症候群
- • 目の手術(水晶体や網膜)の後は短期間活動が制限される場合があります。医療チームに確認してください。
- • 極端な関節のストレッチや、関節を限界まで曲げ伸ばしする体勢は避けてください。
- • ヘルニアの既往がある、または現在ある場合は、腹部に強い負担がかかる活動を避けてください。
- • コントロールされた呼吸と、無理のない可動域(ミッドレンジ)での安定した筋力強化運動に集中しましょう。
ロイス・ディーツ症候群
- • 指導内容はマルファン症候群と似ていますが、より細い動脈に動脈瘤ができる可能性があるため、追加の画像検査が必要になる場合があります。
- • 関節痛や背中の痛みが活動の選択に影響することがあります。理学療法士や認定トレーナーが安全な選択肢を見つける手助けになります。
- • 首(頸椎)の不安定性が生じることがあり、一部の活動の変更が必要になる場合があります。
- • 頭部、首、腹部、または骨盤に動脈瘤や解離が存在する場合、特定の活動の調整が必要になる場合があります。
血管型
エーラス・ダンロス症候群
- • 活動に関する指導はマルファン症候群と似ていますが、組織や血管が脆弱なため、より細心の注意が必要となる場合があります。
- • 内出血や出血、腱の損傷が起きやすいため、衝撃の少ない(ローインパクトな)活動の方がより安全です。
- • 頭部、首、腹部、骨盤の動脈を経過観察するため、追加の画像検査が行われることがあります。
- • 動脈瘤や解離が存在する場合は、一部の活動の変更が必要になることがあります。
薬と運動について
薬は遺伝性大動脈疾患・血管疾患の治療における重要な一部であり、運動に対する体の反応に影響を与える可能性があります。新しい運動を始める前や運動強度を上げる前には、医療チームと共に薬を見直すことは役に立ちます。
ベータ遮断薬は、心拍数と血圧を下げることで大動脈への負荷を減らします。この薬を服用することで、より高い運動強度に到達することが難しくなるかもしれません。このため、心拍数に着目するよりも、ご自身の気分(呼吸、疲労、会話能力)に焦点を当てる方が、より有益です。
アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB、ロサルタン、イルベサルタンなど)は通常、運動パフォーマンスに影響しません。だからと言って、運動における個別化された指導に従う必要がなくなるわけではありません。
機械弁を装着している患者さんは、血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を服用しています。この薬により、あざや出血のリスクが上昇します。特に頭部や腹部に対して、大きな衝突を伴うリスクが高い運動は推奨されないことがあります。
薬に対する配慮は、常に共同での意思決定の一部として扱われるべきです。
運動に影響する生活因子
生涯にわたる循環器系の健康は誰においても重要ですが、特に、遺伝性大動脈・血管疾患の患者さんではなおさらです。特定の習慣や健康因子があることで、体への負荷が上昇したり、運動がより困難になるかもしれません。
具体的には以下が含まれます。
- 喫煙や電子タバコ
- 違法薬物の使用
- 長期にわたる不活動(座りっぱなしの生活)
- 体重過多および肥満
これらの因子に対処することで、健康全般が改善し、より安全により効果的に運動することができるようになります。これらの因子のいずれかが当てはまる場合には、支援策について医療従事者と相談してください。
遺伝性大動脈・血管疾患が疑われるものの確定診断に至っていない場合について
遺伝性大動脈疾患・血管疾患が疑われてはいるものの、確定診断に至らないことがあります。別のケースでは、診断は付いているものの、その時点では、大動脈や血管の拡張などの気掛かりな特徴が見られないこともあります。こうした状況では、運動に関する決定を下すことに不安を感じることもがあります。
このような場合、回答が単純な「はい」か「いいえ」になることはほとんどありません。全体的に懸念される度合いや個々の健康状態に基づいて推奨事項が決定されます。
医療者は以下を検討するとよいでしょう。
- 特定の疾患が疑われる確信度
- 家系内での大動脈疾患あるいは若い年齢での心疾患死の有無
- 年齢
- 大動脈の測定結果と画像検査の結果
- 眼、骨格、心臓、肺、関節の所見
- 運動のタイプ、激しさ、運動量
こうした状況では、共同での意思決定がとりわけ重要になります。患者さんと医療チームが協力することで、経過観察を継続しながら、慎重さとQOLのバランスを取ることができます。
定期フォローアップと最新の画像検査結果により、時間の経過とともにどの程度の運動が適切かが判断できるようになります。
参考文献・追加資料
小児向け:
Cardiovascular Management of Aortopathy in Children: A Scientific Statement from the American Heart Association
(運動および身体活動についてはSection 5を参照)
高校生以降の競技アスリート向け:
Clinical Considerations for Competitive Sports Participation for Athletes with Cardiovascular Abnormalities: A Scientific Statement from the American Heart Association and American College of Cardiology
(大動脈疾患についてはSection VIIを参照。二尖大動脈弁および自然発生冠動脈解離も含む)
成人向け:
2022 ACC/AHA Guideline for the Diagnosis and Management of Aortic Disease: A Report of the American Heart Association/American College of Cardiology Joint Committee on Clinical Practice Guidelines
(身体活動および生活の質についてはSection 10を参照)
問い合わせ
- Marfan FoundationのHelp & Resource Center(Marfan.org/ask または800.862.7326)にお問い合わせください。
- 担当の医療チームにご相談ください。
謝辞
Marfan Foundationは、本資料の作成にあたり、専門的な知識と経験を提供してくださった以下の方々に心より感謝いたします。
- Alan Braverman, MD — Washington University in St. Louis School of Medicine(Professional Advisory Board & Genetic Aortic Network)
- Jonathan Flyer, MD — University of Vermont
- Glen Iannucci, MD — Children’s Healthcare of Atlanta(Genetic Aortic Network)
- Ron Lacro, MD — Boston Children’s Hospital(Professional Advisory Board & Genetic Aortic Network)
- Shaine Morris, MD, MPH — Texas Children’s Hospital(Professional Advisory Board & Genetic Aortic Network)
- Siddharth Prakash, MD, PhD — UTHealth Houston(Genetic Aortic Network)
- Mary Sheppard, MD — University of Kentucky(Genetic Aortic Network)
これらの方々による思慮深い貢献と、遺伝性の大動脈・血管疾患とともに生きる方々への献身は、本資料の作成において非常に貴重なものでした。
付録
運動の種類
ほとんどの運動およびスポーツでは、タイプの異なる動きや筋肉の使い方が組み合わされています。これには、有酸素運動と無酸素運動によるエネルギーの利用、さらに動的な筋活動と静的な筋活動が含まれます。これらについては、以下の表で説明します。
遺伝性大動脈疾患・血管疾患のお子さんでは、通常、こうした運動分類について細部まで考える必要はありません。お子さんで重視すべき運動は、全体的な健康、自信、社会参加を後押ししてくれるような安全で楽しめる発育上適切な運動です。
お子さんが10代となり、青年期に差し掛かるにつれ、運動の種類や強度について検討することがより重要になります。この段階では、医療従事者との話し合いにより、成長度や身体的要求、近づきつつある成人レベルでのトレーニングや競争に基づく運動の選択がしやすくなります。
遺伝性大動脈疾患・血管疾患の成人では、運動の種類について理解することが、より適切です。一般的に、心地よく適度なペースで行われ、通常の会話を継続できる運動が、多くの人にとって安全であると考えられます。激しい息みや息止め、うなり声をあげたり、疲労する程度まで追い込まれるような運動は、より大きな負荷が大動脈にかかる可能性があることから、避ける、あるいは医療者と慎重に話し合うべきです。
有酸素運動と無酸素運動
私たちの体は動くためにエネルギーを必要とします。エネルギーを得る方法は主に二つあります。酸素を使う方法(有酸素)と酸素を使わない方法(無酸素)です。
有酸素運動(酸素を使う運動)
有酸素運動では、
- 酸素を使いエネルギーを作り出す
- 大筋群(脚や腕)を使う
- 長時間継続できる
- 心臓や肺を強く働かせる
有酸素運動中は、
- 息が速くなるが、話すことはできる
- 数分以上続けられる
- 通常、中程度の負荷を感じる
有酸素運動の例
- 早足のウォーキング
- ジョギング
- ゆったりとしたペースで行う心地よいジョギング
- 水泳の一往復
- エアロバイク漕ぎ
- ダンス
効能
- 心臓を強化できる
- 肺機能を改善させる
- 持久力の向上
- 全体的なフィットネスおよび健康の向上
有酸素運動とは、自転車で何マイルも走り続けるような、持続的なエネルギーを使う運動だと考えてください。
無酸素運動(酸素を使わない運動)
無酸素運動は、
- 瞬時にエネルギーを作り出す
- 瞬発的で非常に強度が高い
- 長時間続けることはできない
- 筋肉が燃焼し、すぐに疲労を感じる
無酸素運動中は、
- 呼吸が非常にしにくくなる
- あまり話すことができない
- すぐに疲労を感じる
- 運動強度が高い、あるいは最高強度であると感じる
無酸素運動の例
- スプリント(短距離ダッシュ)
- 負荷の高いウェイトリフティング
- 高速腕立て伏せ、あるいは高速懸垂
- 高強度インターバルトレーニング(HIIT)
- ジャンプスクワット
- スポーツにおける最大強度での短時間の運動(バスケットボールの速攻など)
無酸素運動とは、アクセルを思いっきり踏み込むような、全ての力を瞬間的に出し切る運動だと考えてください。
動的運動と静的運動
身体活動や運動についてお話しする場合、筋肉を働かせてエネルギーを消費するあらゆる動きが対象となります。筋肉は主に2つの方法で機能します。動かすこと(動的)によって、そして動かさないこと(静的)によってです。
動的運動と身体活動(動きのある運動)
動的運動では、
- 筋肉の長さが変化する(短くなったり、長くなったりする)
- 関節が動く
- 体が空間内を活発に動く
筋肉が収縮(縮んで硬くなる)と弛緩を繰り返すことで、動きが生まれます。
動的運動の例
- ランニング、ジョギング
- ウォーキング
- 水泳
- サイクリング
- 縄跳び
- サッカー、バスケット
- ダンス
動的運動が大切な理由
- 筋肉の強化
- 心肺機能の改善
- 体の協調性の発達
- 柔軟性や可動性の向上
動的運動とは、「筋肉が動いている状態」と考えてください。
静的(等尺性)運動(静止状態)
静的運動では、
- 筋肉が収縮するが、
- 筋肉の長さは変わらず、
- 関節も動かない
体は動いていなくとも、筋肉は懸命に働いている状態です。
静的運動の例
- プランク(うつ伏せになって、肘とつま先で体を支え、体を一直線にしてその姿勢をキープする運動)
- 空気イス
- 腕立て伏せで、体を途中まで下げた状態をキープする
- ヨガのポーズをキープする
- 重いものを持ったまま、動かずにキープする
- スクワットの一番低い位置でしゃがんだところで一旦止まる
静的運動とは、「筋肉が収縮した状態で動いていない状態」だと考えてください。
多くの運動は動的運動・静的運動どちらも含んでいるということを覚えておいてください。大部分の実際のスポーツやトレーニングには、両方の要素が含まれます。多くの場合、運動時には、筋肉が動いている状態と止まった状態が繰り返されます。
簡単な覚え方は、
- 動的運動=動く
- 静的運動=停止したまま
- 大部分の運動=動的運動と静的運動の多様な組み合わせ
筋肉量の増加、持久力やバランス感覚の向上、全体的な健康改善のためには、両方の運動が重要です。
自覚的運動強度評価(PRE)スケール
自覚的運動強度評価(RPE)スケールとは、運動中に体が感じているきつさを測るためのシンプルな方法です。
心拍数モニターや特別な機器を使用するのではなく、自分の呼吸と疲労度に注意を向ける方法です。患者さん自身の意見に基づきますので、それぞれ結果は異なるかもしれませんが、それで問題ありません。
RPEスケールは別名、自覚的運動強度に対するボルグ評価(ボルグスケール)と呼ばれることもあります。
改訂版のボルグスケールは0から10で表されます。
| 評価 |
主観的なきつさ(体感) |
| 0 |
安静時(座っている、または横になっている) |
| 1 |
非常に楽(楽なペースでのウォーキング) |
| 2–3 |
楽(楽に会話ができ、息も乱れない) |
| 4–5 |
ややきつい(息は早くなるが、まだ会話はできる) |
| 6–7 |
きつい/かなりきつい(息が上がり、会話が困難) |
| 8–9 |
非常にきつい(一度に数言しか話せない) |
| 10 |
限界(これ以上ないほど力を尽くしている状態) |
運動中に以下を自問してみてください。
- 呼吸の速さはどのくらい?
- 楽に話せる?
- 筋肉が疲れてない?
- もうちょっと続けられそう?休んだ方がいい?
ほとんどの場合、中強度(4~5)で運動することを目標にするとよいでしょう。このレベルは、体力や健康を向上させるのに十分な強さで運動しつつ、完全に疲れ切ってしまうほど激しくはないということです。
PREスケールは以下の理由で役立ちます。
- 安全な状態でいられる
- やりすぎを防ぐことができる
- あらゆるフィットネスレベルに適合する
- 機器が不要
わかりやすい言い方をすれば、RPEスケールは体からの声に耳を傾け、どのくらいきついかを判断する方法の一つということになります。
活動による代謝相当量(METs)
活動による代謝相当量(METs)あるいは単純に代謝相当量とは、運動のエネルギー消費量(カロリー)を表す生理学的指標です。この指標の対象となるのは、成人期に近づいているティーンおよび成人です。
1METは、人間一人が椅子に座って休んでいる時の消費エネルギーに相当します。運動時のMETsは、休憩時との比較で消費されたエネルギーを表します。そのため、METは運動の激しさを示していると言えます。
5METsの運動とは、休憩時よりも5倍のエネルギー(カロリー数)を消費することを示しています。METsの値が大きければ大きいほど、運動や活動が激しくなるということであり、一般に、血圧(大動脈壁への圧力)もそれだけ高くなります。
一般に、遺伝性大動脈疾患・血管疾患の患者さんは、運動や身体的活動の強度を、低~中強度(6METs以下)に抑えるのが良いでしょう。
以下の表は、一般的な身体的・娯楽的活動を強度に基づいてMETごとに分類したものです。ただし、各個人の病気の状態や運動の激しさの程度によって、実際のエネルギー消費量は変化することを理解することが大切です。
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低強度
3.0 METs 未満
OK
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中強度
3.0 〜 6.0 METs
OK
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高強度
6.0 METs 超
要医師相談
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- 散歩(ゆったり)
- 座り仕事(デスクワーク)
- 軽い家事(皿洗い、掃除機がけ)
- 釣り
- 楽器の演奏
- 園芸・ガーデニング
- ゴルフ(乗用カート利用)
- ボート乗り(レジャー)
- ボウリング
🏌️
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- ウォーキングまたは適度なジョギング(時速9.6km未満)
- 重めの掃除(モップがけ、掃除機がけ)
- 自転車(ゆったりとしたペース:時速16〜19km)
- ダンス(ゆったりとしたペース:社交ダンスなど)
- バドミントン(レジャー)
- ゴルフ(手押しカート・徒歩)
- ダブルステニス(レジャー)
- ヨガ
- ピラティス
- 水中エアロビクス(レジャー)
- 水泳(レジャー・軽い運動)
- 自重トレーニング(軽い・おもりなし)
- ゲレンデスキー
- 狩猟
- 芝刈り(エンジン式芝刈り機使用)
- 落ち葉かき
- 性交渉
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- ハイキング(急勾配)
- ランニング(時速9.6km以上)
- 雪かき・シャベル作業
- 農作業(干し草の結束作業)
- シングルステニス
- バスケットボール
- サッカー
- 自転車(高速:時速22.5〜25.7km)
- 水泳(速泳)
- スキューバダイビング
⛹️
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出典:
https://marfan.org/wp-content/uploads/2026/Marfan-Foundation-Physical-Activity-Resource-2026.pdf
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